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2024.2.28

最終報 HVAC Industry Tour のヒューストン訪問について

HVAC Industry Tour は、東京大学、メリーランド大学(UMD)、ダイキン工業の大学院生及び若手研究者が、国際学会への参加や参加者同士のディスカッション等を通じ研究者や技術者としての視座を高めると共に、三つの機関の今後の成長・発展につながるネットワークを構築することを目的として、今回初めて企画・実施されたものです。
今回はツアー最後の訪問地であるヒューストンでの様子をご報告します。

日程: 2024年1月29日(月)から30日(火)
参加教員:東京大学大学院工学系研究科 機械工学専攻
      SHAMIN JUBAIR AHMED 特任助教 
     University of Maryland Center for Environmental Energy Engineering
      Professor Minta Martin and Director of CEEE Reinhard Radermacher ほか
参加者:東大の博士修士学生の4名、UMDの博士修士学生の4名、ダイキン工業若手研究者5名
内容: DTTP(ダイキン・テキサス・テクノロジー・パーク)訪問

ヒューストンでのプログラムはDTTPで2日間に渡って行われました。
1日目は北米市場における HVAC ビジネスの概要紹介、ダイキンの環境技術およびアドボカシー戦略、R&Dセンターの紹介などの講義群に加え、ショールームツアーおよび工場見学が実施されました。
またワシントンDCにおけるグループプレゼンテーションをアップデートした形で、2 度目のグループプレゼンテーションを実施、各グループともに、今までのプログラムで得た知識や経験をフル活用し、真摯に取り組む姿が印象的でした。
そして、プログラム最終日は、ラボツアーや DTTP のエンジニアとの自由な質疑応答セッションが行われましたが、予定の時間を優に超過し、運営側が打ち切らなければいけないほどの盛り上がりを見せてくれました。
最後に、本プログラムの総括として、参加者 1 人 1 人が本プログラムで学んだことや感じたことなどを発表するラップアッププレゼンテーションが実施されました。堂々と、かつ活き活きと発表する姿や、和やかで笑いの絶えない質疑応答やコメントから、この 2 週間で新たな経験や知見を得て、ひとまわり大きくなった参加者個人の姿と、この 2 週間の交流により醸成されたチームとしての絆・信頼感を見出すことができる、非常に温かい時間となりました。
本プログラムにご協力頂いた皆様への感謝と共に、大きなトラブルも無く、無事にプログラムを終えることが出来た充足感は、本プログラム最後のディナーに持ち越され、大盛況のうちに幕を閉じました。 
  (文筆)陳 作舟 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 人間環境分野 Ph.D.
          ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター ヒートポンプ技術G

本プログラムはダイキン工業株式会社と東京大学が締結した産学協創協定に基づいて、東京大学グローバル・インターンシップ・プログラム(UGIP)の1つとして、東京大学工学系・情報理工学系研究科事務部国際推進課国際交流チームの協力を得て行われました。